「抱き枕を買ってみたものの、どう抱けばいいのかわからない」「使ってみたけれど、なんとなくしっくりこない」
そんなふうに感じている方は、意外と多いのではないでしょうか。
実は抱き枕は、決まった形で強く抱きしめるものではありません。
腕や脚を預けながら、自分がラクに感じる位置へ少しずつ調整して使うのが基本です。
この記事では、基本の抱き方から寝姿勢別の使い方、合わないと感じたときの見直しポイント、腰・肩・妊娠中といった悩みに合わせた使い方まで、わかりやすくご紹介します。
読み終えるころには、自分にちょうどいい使い方のイメージがふくらんでいるはずです。
この記事について
この記事は、累計30万個(※2025年11月時点)の抱き枕をお届けしてきたハグモッチ編集部が作成しています。「どう抱けばいいかわからない」「使ってみてもしっくりこない」といったお客様のご相談や、商品づくりの中で得た知見をもとに、基本の使い方から見直しのポイントまでをやさしく解説します。
監修:渡邉 健太(代表取締役)
抱き枕は、体を預けるように使うのが基本

せっかく抱き枕を用意したのに、「これで合っているのかな」と不安になってしまうことはありますよね。
抱き枕は「正しい形に体を合わせる」ものではなく、体の一部をやさしく支えて、力を抜きやすくするためのアイテムです。
まずは、基本になる横向き寝での抱き方から見ていきましょう。
横向きになり、上側の腕と脚を抱き枕に預ける
基本は、横向きになって上側の腕と脚を抱き枕に預ける使い方です。
横向きで眠ると、上になった腕や脚は置き場所が定まりにくく、体がぐらついたり、肩や腰のまわりに余計な力が入ったりしやすくなります。
抱き枕が腕と脚の受け皿になることで、姿勢が安定しやすくなるのです。
やり方はシンプルで、体の前に抱き枕を置き、上側の腕をそっと添えます。
そのうえで、膝や太ももを軽く乗せたり、脚の間に挟んだりしてみてください。
脚を無理に高く持ち上げたり、抱き枕をぐっと引き寄せたりする必要はありません。
「腕と脚の置き場をつくる」くらいの感覚で使うと、ちょうどよい位置を見つけやすくなります。
まずは上側だけ預けるところから試してみましょう。
強く抱きしめず、力を抜ける位置に置く
抱き枕は、ぎゅっと抱きしめなくても大丈夫です。
名前から「しっかり抱えなければ」と思いがちですが、強く抱くと腕や肩に力が入り、かえって寝返りがしづらくなることがあります。
目安は、胸やお腹の前に少し余裕を持たせて、腕を軽く乗せられる位置です。
手のひらが入るくらいのゆとりがあっても問題ありません。
「抱く」というより「預ける」イメージのほうが、自然な寝姿勢を保ちやすくなります。
腕の重みを抱き枕にそっと任せるような気持ちで、力を抜いてみてください。
体格や寝やすさに合わせて位置を調整する
心地よい位置は、身長や肩幅、脚の長さなどによって1人ひとり違います。
そのため、見本の姿勢をそのまま再現しようとしなくて大丈夫です。
抱き枕を体に近づけたり少し離したり、上下にずらしたりと、細かく動かしながら探してみましょう。
脚の置き方も同じです。
膝だけを乗せる方もいれば、太ももまで預けたほうが落ち着く方もいます。
どちらが正解ということはなく、自分にとって無理がなく、ふっと力が抜ける位置が答えになります。
最初は違和感があっても、数日使ううちに「ここが好き」という場所が見つかることもあります。
1度で決めようとせず、少しずつ近づけていきましょう。
編集部コメント
「抱き枕の正しい抱き方を教えてください」というご相談は、私たちのもとにもよく届きます。そのたびにお伝えしているのは、「正解の形はなく、力が抜ける位置がその方にとっての正解です」ということ。ここでご紹介した基本も、ひとつの目安として気軽に試してみてください。
寝姿勢に合わせて、抱き枕の使い方を変えてみよう
「抱き枕は横向きで寝る人のもの」と思っていて、仰向けの日はどうすればいいのか迷ってしまう方もいるかもしれません。
抱き枕は、仰向けや寝返りのときにも活躍します。
一晩中ひとつの姿勢に固定するのではなく、そのときの寝姿勢に合わせて使い方を変えてかまいません。
仰向けでは、膝や脚を支えるクッションとして使う
仰向けのときは、抱き枕を抱くのではなく、膝下や脚の下に置く使い方がおすすめです。
膝を軽く曲げた状態で脚を預けると、脚まわりの力が抜けやすくなり、リラックスした姿勢をとりやすくなります。
ポイントは、抱き枕の厚みが高すぎないかを確かめることです。
脚が高く持ち上がりすぎると、かえって腰まわりに違和感が出ることがあります。
自分がラクだと感じる位置や高さに、少しずつ調整してみてください。
また、抱き枕は商品によって形や硬さが異なります。
無理に折り曲げたりせず、その商品の形に合った置き方を探すほうが、心地よく使い続けやすくなります。
脚まわりのケアが気になる方は、足枕の効果と使い方や、足枕のおすすめをまとめた記事もあわせてご覧ください。
寝返りするときは、抱き枕に体を固定しすぎない
眠っている間、人は自然と何度も寝返りをします。
そのため、抱き枕で体をがっちり固定しようとする必要はありません。
寝返りの途中で抱き枕を手放してしまったり、位置がずれてしまったりしても、まったく問題ないのです。
朝まで同じ形で抱き続けることを目標にすると、かえって眠りにくくなることもあります。
入眠のときに心地よく使えれば十分、と考えてみてください。
もし寝返りがしづらいと感じるなら、抱き枕を少し体から離してみましょう。
脚を深く絡めすぎないようにするのも、ひとつの方法です。
眠りそのものを整えるコツについては、睡眠の質を高める方法の記事も参考になります。
「なんだか合わない」と感じたら、抱き方を見直してみよう
抱き枕を使っているのに、思ったほどラクにならないと、がっかりしてしまいますよね。
ただ、合わないと感じるのは商品そのものが原因とは限りません。
距離・脚の位置・高さなど、少し使い方を変えるだけで、驚くほど心地よくなることもあります。
抱き枕の注意点もあらかじめ知っておきたい方は、抱き枕のデメリットと対策もあわせてご覧ください。
腕が窮屈なときは、抱き枕との距離を調整する
腕が窮屈に感じるときは、抱き枕を体から少し離してみてください。
胸元に寄せすぎると、肘や肩まわりが詰まったように感じたり、肩が前に丸まったりしやすくなることも。
腕全体を抱き枕に乗せようとせず、手や前腕だけを軽く添える方法もあります。
これだけでも、肩まわりの余計な力がふっと抜けることがあります。
「しっかり抱かなければ」と考えず、腕が自然に置ける距離を探してみましょう。
少しの隙間があるほうが、かえって落ち着くという方も少なくありません。
腰や脚が落ち着かないときは、脚の乗せ方を調整する
腰や脚が落ち着かないときは、脚を乗せる位置を見直してみましょう。
脚の位置が高すぎたり低すぎたりすると、腰や股関節のまわりに違和感が出ることがあります。
違和感を感じたら、次のような使い方を試してみましょう。
- 膝だけを軽く乗せる
- 太ももまでしっかり預ける
- 脚の間に挟むようにする
また、腰がねじれているような感覚があるときは、上半身と脚の向きが大きくずれていないかを確認してみてください。
肩から脚までが、自然に同じ方向を向いている状態が理想です。
無理のない横向きになれる位置を探すことを、いちばんに考えてみましょう。
抱き枕が高い・低いと感じたら、体に合う高さへ調整する
高さが合っていないと、思った以上に体は落ち着かないものです。
抱き枕が高すぎると肩や脚が持ち上がってしまい、低すぎると十分に預けにくく感じることがあります。
中綿を調整できる商品であれば、中材を出し入れして高さを変えるのがいちばん手軽な方法です。
調整できないタイプの場合は、抱き枕の位置を少しずらして、高さの違う部分を使ってみるのも一案です。
「高いほどしっかり支えられる」というわけではありません。
自分の体格や寝姿勢に合っていることが何より大切ですので、高さも遠慮せず調整してみてください。
そもそも形やサイズから見直したいときは、抱き枕の選び方の記事も参考になります。
まずは自宅で使いながら、自分に合う位置を探してみませんか
90日間お試し保証を見る体の悩みに合わせて、抱き枕の使い方も工夫しよう
腰や肩のつらさ、妊娠中の寝苦しさなど、体の悩みがあると、「どう寝ればラクなのかな」と迷ってしまいますよね。
ここでは、よくあるお悩み別に、基本の考え方だけをご紹介します。
腰への負担が気になるときは、無理のない寝姿勢を意識する
腰が気になるときは、肩から骨盤までが無理なく横を向く姿勢を意識してみましょう。
腰だけをねじった状態で寝ると、朝の重だるさにつながることがあります。
抱き枕に上側の脚を預けて、脚が前に落ち込みすぎないように高さと位置を調整すると、体をやさしく支えやすくなります。
もちろん、抱き枕を使えば腰の悩みが解消されるというわけではありません。
あくまで「ラクな寝姿勢をつくる工夫のひとつ」として取り入れてみてください。
腰の負担と寝方について詳しく知りたい方は、抱き枕と腰痛の関係を解説した記事もご覧ください。
肩がつらいときは、腕や上半身を支えやすい位置を探す
横向きで寝ていると、下になった肩に圧迫感を覚えることがあります。
そんなときは、上側の腕を抱き枕に預けて、肩まわりに余計な力が入らない位置を探してみましょう。
このとき、抱き枕を胸元へ寄せすぎないのがポイントです。
近すぎると肩が前に丸まりやすく、かえって窮屈に感じることがあります。
腕の重みをふわっと預けられる、ほどよい距離を見つけてください。
肩の痛みと寝方の関係については、横向き寝で肩が痛くなるときの対策記事で詳しくまとめています。
なお、つらさが続く場合は、無理をせず医療機関にご相談ください。
妊娠中は、お腹や体調に合わせてラクな姿勢を選ぶ
妊娠中は、お腹が大きくなるにつれて、これまでの寝姿勢が取りづらくなることがあります。
そんなときは、抱き枕やクッションを脚の間、お腹の下、背中側などに置いて、ラクに感じる姿勢を探してみてください。
体調や時期によって心地よい位置は変わるため、その日の体の声を優先することが大切です。
妊娠中の寝姿勢や選び方については、妊婦さんにおすすめの抱き枕や、妊婦さんが抱き枕をいつから使うかを解説した記事で詳しくご紹介しています。
「そもそも必要なのかな」と迷う方は、妊婦に抱き枕はいらない?という疑問をまとめた記事もご覧ください。
体調に違和感があるときは、無理に姿勢を続けず、医師や助産師にご相談ください。
編集部コメント
腰や肩、妊娠中の寝苦しさなど、お悩みの内容も感じ方も、本当に人それぞれです。だからこそハグモッチは、使う方が自分で位置や高さを整えやすいことを大切に形づくってきました。つらさが続くときは、無理をせず医療機関にもご相談くださいね。
心地よい寝姿勢を支えるハグモッチの使い方
ここまで、「体を預ける」「高さを調整する」「寝姿勢に合わせて使い方を変える」というポイントをお伝えしてきました。
実はこれらは、私たちがハグモッチを開発するときにも大切にしてきた考え方です。
ここからは、その使い方と特徴を、悩みに合わせてご紹介します。
ハグモッチ型なら、前後から体をやさしく支えやすい
ハグモッチの特徴は、体の前だけでなく、背中側にもクッションがくる「ハグモッチ型」という形状です。
横向きになったとき、前側の腕や脚を預けながら、背中側にも体を預けられます。
片側だけの抱き枕と違って、体を囲むように使えるので、姿勢が安定しやすく、ふわっと包まれるような安心感につながります。
もちろん、これを使えば必ず正しい姿勢になるというものではありません。
ただ、「腕や脚の置き場に迷う」「横向きだと体が安定しない」といったお悩みに、やさしく寄り添いやすい形だと私たちは考えています。
全身をゆったり預けたい方に、ぜひ試していただきたい形状です。
中綿を調整して、自分に合う高さや抱き心地に近づけられる
ハグモッチは、中綿を出し入れして、高さや抱き心地を調整できます。
頭まわり、腕を置く部分、脚を乗せる部分など、使う場所に合わせて量を変えられるので、「高すぎる」「低すぎる」と感じたときにも見直しやすくなっています。
体格や好みは、人によって本当にさまざまです。
だからこそ、購入後に自分の体に合わせて調整できることは、大きな安心につながります。
使いながら少しずつ整えていくことで、自分専用に近い心地よさを目指せます。
編集部コメント
「体格や好みは人それぞれ」という声を大切にして、購入後に高さや抱き心地を整えられる仕様にこだわりました。使いながら少しずつ調整して、自分にちょうどいい状態を見つけてもらえたらうれしいです。
抱く・脚を乗せる・背中を預けるなど、好みに合わせて使える
ハグモッチは、使い方に決まりがありません。
横向きで抱く、脚を乗せる、背中側に体を預けるなど、その日の気分や寝姿勢に合わせて選べます。
仰向けのときは、膝や脚を支えるクッションとしても使いやすく、寝姿勢が変わっても寄り添ってくれます。
「この使い方でなければならない」と決めず、今夜のあなたが心地よいと感じる形を見つけてもらえたらうれしいです。
まずは自宅でゆっくり試しながら、自分だけの使い方を探してみてください。
毎日使うものだからこそ、清潔に保つお手入れ方法は抱き枕の洗い方の記事でもご紹介しています。
抱き枕の使い方に関するよくある質問
ここでは、本文で触れきれなかった疑問を3つ、まとめてお答えします。
抱き枕は右向き・左向きのどちらで使えばいいですか?
A. 基本的には、自分がラクに感じる向きで使えば大丈夫です。
左右どちらかが一律に正しいということはなく、その日の体調や違和感に合わせて向きを変えてもかまいません。
ただし、妊娠中など特定の状況で、医療機関から寝る向きについて指示がある場合は、そちらを優先してください。
気になる症状があるときは、無理に同じ向きを続けず、医師や助産師に相談すると安心です。
抱き枕は朝まで抱いたまま眠る必要がありますか?
A. 朝まで抱き続ける必要はありません。
眠っているあいだに寝返りをしたり、抱き枕を手放したりするのは自然なことです。
朝起きたときに位置が変わっていても、気にしなくて大丈夫です。
大切なのは、眠りにつくときに心地よく使えていること。
寝つくまでのひとときを支えてくれれば、それだけで十分な役割を果たしていると考えて、気楽に付き合ってみてください。
抱き枕に頭を乗せて寝てもいいですか?
A. 商品の形状や設計によって異なり、一律にNGというわけではありません。
頭まで支えることを前提につくられた商品なら、頭を乗せて使えます。
一方、一般的な棒状のタイプでは、普段使っている枕と併用したほうが、首や肩まわりの姿勢を調整しやすい場合もあります。
ご自身の抱き枕が頭を乗せる想定かどうかは、商品ごとの推奨する使い方を確認してみてください。
抱き枕の種類や特徴については、ボディピロー(抱き枕)の特徴と選び方の記事で解説しています。
まとめ|自分が心地よい抱き枕の使い方を見つけよう
抱き枕は、強く抱きしめる必要も、姿勢をしっかり固定する必要もありません。
「腕と脚の置き場をつくる」くらいの気軽な気持ちで使うのが、心地よさへの近道です。
もししっくりこないと感じたら、抱き枕との距離、脚の乗せ方、高さを少しずつ調整してみてください。
それだけで、驚くほど使いやすくなることもあります。
寝姿勢に合わせて使い方を変えやすく、中綿の調整もできるハグモッチは、そんな「自分に合う位置探し」をやさしく支えてくれる抱き枕です。
ほかの抱き枕とも見比べて検討したい方は、抱き枕のおすすめをまとめた記事もぜひ参考にしてください。
あなたの毎日の眠りが、少しでも心地よいものになりますように。