お腹が大きくなってくると、これまで当たり前にできていた「ぐっすり眠る」ということが、意外と難しく感じられることがあります。
仰向けで寝苦しさを感じたり、横向きになってもなんとなく体が落ち着かなかったりする夜を過ごしている妊婦さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、妊娠中の寝姿勢がつらく感じられる理由や、クッション・抱き枕を選ぶときのポイント、そしておすすめのアイテムを5つご紹介します。
自分に合ったアイテムを見つけて、少しでも心地よい眠りに近づけるヒントにしていただければうれしいです。
この記事について
この記事は、抱き枕・妊婦向けクッションを累計30万個お届けしてきたハグモッチ編集部が作成しました。妊婦さんから寄せられた「寝姿勢がつらい」「どのクッションを選べばいいかわからない」というお声をもとに、選び方のポイントとおすすめアイテムを整理しています。
監修:渡邉 健太(代表取締役)
※本記事は、ハグモッチを企画・販売する株式会社ラキスプリードが運営しています。製品の形状や使い方に関する知見をもとに構成しており、医療的な助言を目的としたものではありません。妊娠中の体調に関するご不安は、医師・助産師にご相談ください。
妊娠中にクッションがあると、眠りがラクになる理由
「なんだか寝苦しい」「どの姿勢も落ち着かない」と感じるのは、決してめずらしいことではありません。
まずは、妊娠中の体にどんな変化が起きているのか、そしてクッションがどう役立つのかを見ていきましょう。
お腹が大きくなると、寝姿勢に悩みやすくなる
妊娠が進むにつれて、寝姿勢に悩みを感じやすくなるのは自然なことです。
仰向けで寝ると苦しく感じたり、横向きで寝ても腰やお腹、脚のあたりに負担を感じたりすることも少なくありません。
これまで無意識にできていた寝返りも打ちにくくなり、夜中に何度も体勢を変えてしまう、という声もよく聞かれます。
こうした変化は、お腹の重みや体の丸みが増していくことで起こりやすくなるものです。
決して珍しいことではないので、「自分だけがつらいのかな」と不安に思いすぎなくても大丈夫です。
そのうえで、体を支える工夫を取り入れることで、眠りやすさが変わってくることがあります。抱き枕そのものについて詳しく知りたい方は、抱き枕とは?基本の役割と効果もあわせてご覧ください。
クッションで体を支えると、横向き寝が安定しやすい
体の一部をクッションに預けることで、横向きの姿勢が安定しやすくなります。
たとえば、クッションを胸のあたりで抱えたり、上側の脚をクッションに乗せたりすると、体全体のバランスが取りやすくなります。
お腹の重みをクッションに預けるようにすると、腰やお腹まわりへの負担がやわらぎやすくなりますし、膝や脚の間にクッションをはさむことで、股関節や腰への負担を軽くしたいときにも役立ちます。腰まわりの負担が気になる方は、抱き枕と腰痛の関係も参考にしてみてください。
クッションによって、支えられる部位や範囲はさまざまです。
「これが絶対に正しい姿勢」というものがあるわけではなく、あくまで自分の体が無理なく感じられる姿勢をつくるためのサポートアイテムとして考えるとよいでしょう。
シムス位など、ラクな姿勢をつくるときにも活躍
シムス位とは、横向きに寝た状態で上側の脚を大きく前に曲げ、体をやや前に傾けるようにして休む姿勢のことです。左側を下にすると呼吸がラクに感じられるという方が多いとされています。
妊娠中は、この姿勢をとることで体がラクに感じられることがあります。ただし、どの向きがラクかは人によって違うため、無理のない姿勢を優先してください。
とはいえ、何も支えがない状態でこの姿勢を保つのは意外と難しく、上側の脚が安定せず、体がねじれたような状態になってしまうことも。
そこでクッションを使うと、シムス位のような姿勢を取りやすくなります。
抱き枕の形状によって、お腹側を支えやすいものや、脚をしっかり乗せられるもの、背中側までカバーできるものなど、支えられる場所には違いがあります。
だからこそ、自分がどこを支えたいのかを考えながら選ぶことが大切です。
編集部コメント
ハグモッチは、開発段階から実際の妊婦さんに試していただき、「シムス位で寝るときに脚と背中を同時に支えたい」というお声を形状に反映しています。細長い抱き枕だと片側しか支えられないという課題を、包み込むような形にすることで解決したいと考えて生まれたアイテムです。
妊婦さんにおすすめのクッションを選ぶポイント

一口にクッション・抱き枕といっても、サイズや素材、使い方はさまざまです。
「どれを選べばいいかわからない」と迷ってしまう方に向けて、選ぶときに意識したいポイントを整理してみます。より詳しい選び方は抱き枕の選び方ガイドでも解説しています。
お腹や脚までゆったり支えられるサイズを選ぶ
抱き枕として使うなら、お腹だけでなく脚まで支えられる長さがあるかを確認しておくと安心です。
大きめのタイプは、体を預けられる範囲が広く、寝返りを打ったり姿勢を変えたりしながらでも使いやすいというメリットがあります。
お腹・脚・背中と、複数の部位をまとめて支えられるので、「あれこれ細かく調整しなくても、包まれるように使いたい」という方に向いています。脚だけをピンポイントで支えたい場合は、足枕のおすすめと組み合わせる方法もあります。
一方で、寝室の広さやベッドのサイズによっては、大きすぎるクッションが扱いにくく感じられることも。大きめサイズのデメリットについては抱き枕のデメリットと対策にまとめています。
大切なのは「大きければ大きいほど良い」ということではなく、自分の身長や体格、寝室の環境に合わせて、無理なく使えるサイズを選ぶことです。
妊娠中にどこを支えたいのかを具体的にイメージしながら選んでみてください。
体を預けたときの柔らかさやフィット感で選ぶ
長時間体を預けるものだからこそ、柔らかさやフィット感は重要なポイントです。
クッションの中材によって、沈み込み方や弾力、体への沿い方は大きく変わってきます。
柔らかすぎると体が沈み込みすぎてしまい、かえって姿勢が不安定に感じられることも。
逆に硬すぎると抱き心地がしっくりこない、と感じる方もいます。
どちらが正解というわけではなく、自分が「心地よい」と感じられるかどうかが何より大切です。
商品によっては、中材の量やボリュームを調整できるものもあります。
季節や体調の変化に合わせて硬さを変えたいという方は、そうした調整機能があるかどうかもチェックしてみると、自分の好みに近づけやすくなるでしょう。
サイズやフィット感で比較したい方へ
クッション・抱き枕一覧を見る毎日使うものだから、洗いやすさも大切
妊娠中は寝汗をかきやすかったり、肌が敏感になったりすることもあるため、清潔に保ちやすいかどうかも見逃せないポイントです。
まず確認したいのは、カバーだけを取り外して洗えるのか、本体ごと洗濯できるのかという点です。
毎日肌に触れるものだからこそ、こまめにお手入れできる方が安心感につながります。
洗濯機に対応している商品であれば、日々のお手入れの負担を抑えやすくなるでしょう。具体的な洗い方の手順は抱き枕の正しい洗い方で詳しく解説しています。
ただし、大型のクッションは洗濯後に乾きにくいこともあります。
洗えるかどうかだけでなく、乾かしやすさまで含めてチェックしておくと、実際に使い始めてから「思ったよりお手入れが大変だった」というギャップを防ぎやすくなります。
妊娠中だけでなく、産後も使えるものを選ぶ
妊娠中の寝姿勢を支えるだけでなく、産後も活用できるクッションなら、長く付き合っていけるアイテムになります。
たとえば授乳クッションとしても使えるタイプなら、産後は赤ちゃんや自分の体を支える用途として活用できます。
商品によっては、赤ちゃんのお座りをサポートしたり、普段のリラックスタイムに使えたりするものもあり、妊娠期だけにとどまらない使い方ができるのも魅力です。
「妊娠中しか使わないものを買うのはもったいないな」と感じる方は、産後の使い道まで見据えて選んでみるとよいでしょう。「そもそも抱き枕は必要?」と迷っている方は妊婦に抱き枕はいらない?と感じたときに読む記事もご覧ください。
ただし、すべての抱き枕が授乳クッションとして使えるわけではありません。
産後も使いたいと考えている場合は、メーカーが対応している用途をきちんと確認してから選ぶようにしてください。
編集部コメント
「妊娠中だけの買い物にしたくない」というお声を数多くいただいたことから、ハグモッチは産後の授乳期やご家族のリラックスタイムでも使い続けていただける設計にしています。おかげさまで、これまでに累計30万個(2025年11月時点)を届けることができました。
妊婦さんにおすすめのクッション5選
ここからは、妊娠中の寝姿勢づくりに役立つクッション・抱き枕を5つご紹介します。
それぞれ支え方や使い心地に特徴があるので、自分の悩みに近いものを探す参考にしてみてください。抱き枕全般のおすすめは抱き枕おすすめランキングでも紹介しています。
ハグモッチ|体を包み込むように支えたい人に

ハグモッチは、体をやさしく包み込むように使える、ハグモッチ型の抱き枕です。
細長いタイプの抱き枕とは違い、体全体をふんわりと受け止めるような形になっているのが特徴です。
抱きつくだけでなく、脚をクッションの上に乗せたり、背中側をゆったり預けたりと、そのときどきの体勢に合わせた使い方ができます。
横向き寝はもちろん、シムス位のようにお腹・脚・背中を同時に支えたい姿勢のときにも、体のあちこちをカバーしやすいのが心強いところです。
「あれこれ細かく位置を調整するのが面倒」「1つでしっかり支えてほしい」という方に、なじみやすいアイテムです。
さらに、妊娠中だけでなく、産後の授乳期や、普段のリラックスタイムのソファまわりでも活躍します。
「妊娠中だけで終わらせず、長く付き合えるクッションを探している」という方に向いているアイテムです。
サンデシカ 妊婦さんのための抱き枕 emi|妊婦さん専用の抱き枕を選びたい人に
サンデシカの「妊婦さんのための抱き枕 emi」は、その名の通り妊婦さんの体を支えることを考えて作られた抱き枕です。
「専用設計」という安心感を求める方には、心強い選択肢になるでしょう。
複数のサイズから選べるようになっているため、自分の体格や使いたい場所に合わせやすいのも魅力です。
横向きで抱きついたり、上側の脚をクッションに乗せたりと、基本的な使い方に幅広く対応しています。
本体を洗濯機で丸洗いできる仕様になっているので、汗をかきやすい時期でも衛生面を保ちやすいでしょう。
「妊婦さん向けに設計された専用の抱き枕から選びたい」という方に向いています。
西川 快眠セラピストが考えた抱きまくら|横向き寝やシムス位をサポートしたい人に
西川の「快眠セラピストが考えた抱きまくら」は、妊娠中の横向き寝を機能面からサポートしたい方に向いているアイテムです。
快眠を専門に考えるセラピストの知見をもとに設計されている点が、選ぶときの安心材料になるでしょう。
お腹を圧迫しにくいようなアーチ形状が取り入れられており、体を預けたときにお腹まわりへの負担を抑えたい方に向いています。
また、上側の脚をクッションに乗せやすい構造になっているため、シムス位のようなラクな姿勢をつくりたいときにも活用しやすくなっています。
「なんとなく寝心地が良いもの」ではなく、「妊娠中の姿勢づくりを考えて作られたもの」を選びたい方に向いている商品です。
EMOOR 抱き枕にもなる大きめサイズの洗える授乳クッション|妊娠中から産後まで使いたい人に
EMOORのクッションは、大きめサイズを活かして、妊娠中は抱き枕として、産後は授乳クッションとして使える兼用タイプです。
ゆったりとしたサイズなので、お腹だけでなく脚まで預けながら横向きで使うことができます。
産後は授乳時のクッションとしてだけでなく、赤ちゃんのお座りをサポートする道具としても活用できるため、成長段階に合わせて使い道を変えていけるのがうれしいポイントです。
「妊娠中専用のアイテムをあれこれ増やしたくない」という方にとって、1つで長く使える兼用タイプは有力な選択肢になるでしょう。
本体を洗濯機で洗える点も、妊娠中から産後まで清潔に使い続けたい方にとって安心材料になります。
Yogibo Support|妊娠中から授乳まで幅広く使いたい人に
Yogibo Supportは、妊娠中から産後、そして日常のリラックスタイムまで、幅広いシーンで活用できるクッションです。
もともと体を預けて休むために設計されているアイテムなので、妊娠中はお腹を支えたり、横向きで体を預けたりする用途になじみやすくなっています。
産後は授乳のときの姿勢を支えるクッションとしても使えるため、赤ちゃんとの生活が始まってからも活躍の場が続きます。
寝具としての役割にとどまらず、ソファ代わりにくつろぎたいときなど、生活のさまざまな場面で使えるのも特徴です。
「妊娠・出産をきっかけに、これから長く使えるクッションを1つ持っておきたい」という方に向いているアイテムといえるでしょう。
妊娠中のクッションについてよくある質問
ここでは、妊娠中のクッション選びに関して、よく寄せられる疑問についてお答えします。
妊婦はクッションをいつから使うのがおすすめ?
A. 「何週から使うべき」という一律の決まりはなく、必要を感じたタイミングで取り入れて問題ありません。
お腹が大きくなって寝姿勢が取りづらくなってきた、横向きで寝るのがつらく感じるようになった、といったタイミングで使い始める方が多いようです。
時期だけにとらわれず、自分の体の変化や、そのときどきの寝心地を目安に考えてみるとよいでしょう。使い始めのタイミングについては妊婦の抱き枕はいつから使う?でも詳しく解説しています。
もし強い痛みや苦しさを感じる場合は、クッションだけで対処しようとせず、早めに医療機関へ相談することをおすすめします。
妊娠中はどちら向きで寝るのがおすすめ?
A. 左右どちらか一方の向きに限定しなければいけない、というわけではありません。自分がラクに感じられる向きで休むことを基本に考えて大丈夫です。
眠っている間に自然と寝返りを打つこともあるため、「絶対にこの姿勢を保たなければ」と気負いすぎなくてもよいでしょう。睡眠の質そのものについては睡眠の質を高める方法もあわせてご覧ください。
苦しさや体調面で気になることがある場合は、自己判断せず、医師や助産師に相談しながら過ごすようにしてください。
抱き枕は授乳クッションとしても使える?
A. 商品によって異なり、すべての抱き枕が授乳クッションとして使えるわけではありません。
抱き枕と授乳クッションは、もともと想定されている用途が異なる場合があります。
一方で、「授乳クッション兼用」として設計されている商品であれば、妊娠中から産後まで用途を切り替えながら使うことができます。
産後の授乳では、赤ちゃんを適切な高さで支えられるかどうかが重要になってくるため、形状やサイズも合わせて確認しておくと安心です。
妊娠中から産後まで長く使いたいと考えている場合は、メーカーが授乳用途に対応していると明記している商品を選ぶようにしてください。
「合わなかったらどうしよう」が不安な方へ
90日間お試し保証について見る自分に合うクッションで、妊娠中の眠りをもっと心地よく
妊娠中の「眠りにくさ」は、体の変化によって誰にでも起こりうるものです。
だからこそ、無理に我慢するのではなく、クッションや抱き枕の力を借りて、自分の体に合った姿勢を見つけていくことが、心地よい眠りへの近道になります。
サイズやフィット感、お手入れのしやすさ、そして産後の使い道まで、選ぶときに意識したいポイントはいくつかあります。
しかし、何より大切なのは「自分が心地よいと感じられるかどうか」です。
今回ご紹介した5つのクッションも、それぞれ支え方や特徴が異なりますので、自分の悩みや使いたいシーンに近いものから、じっくり比べてみてください。
体をやさしく支えてくれるクッションが見つかれば、妊娠中の毎日の眠りが、今より少しラクに、そして心地よいものに近づいていくはずです。